ドラマ「監察医 朝顔」を見て、幸せってなんだろうなと思った。
うちの姑、孫と暮らして幸せだなんて言ったことはなかったなと思い、いろいろ思い出したことを書いてみた。
姑は油絵が趣味だった。
子供たちが小さいころ、リビングで何が起ころうと、自分の部屋で製作活動に没頭し、孫をみるのは私が夕食を作る5時からと決まっていた。
姑は、イレギュラーなことが苦手だった。子どもたちの都合で夕食の時間が遅れると機嫌が悪かった。
姑は他人が家にいるのが苦手。
友達を連れてきて遊んでいると、これもまた機嫌が悪かった。
子供たちが小学生のころ、転勤で別居した。
夏に帰省したとき、布団が足りなかったので、2枚の布団にぎゅうぎゅうで寝た。
最近になって、姑の押し入れに未使用の布団があることがわかった。
姑曰く、「まだ新しいのよね」
もはや新しくはないとは思うが。
どうしてあのとき「使って」って言ってくれなかったのかな。
最近、姑が着物の反物を断捨離した。
子供の着物用の赤い反物が出てきた。
今さら「要る?」て聞かれても。何で娘が小さいとき縫ってくれなかったのかな?
いろいろ考えてみると、姑は多分普通の人ではない。
最近、見ているドラマの「アストリッドとラファエル 文書係の事件記録」を見ていると、アストリッドと姑は似ているところがあるなあって思う。発達障害?自閉症スペクトラム?
重症ならさすがに私だって気が付くが、そこまでおかしい人ではない。ちょっと変わった人だとはみんな思っていると思う。
私は姑の言動で何回泣いて、怒ったか、数えきれない。
姑は一人で生活できないから息子と同居することにしたと思う。
でも私たちとの生活は姑も随分我慢が多かったんだなと今さらながら思っている。
30年たって、私のこともやっと他人ではないと認識したようで、最近、「幸せだわねえ」なんて言っている。
食事も一人で、誰も来ない、変化のない毎日が幸せだって思う人もいる。