ある日、姑が家に誰かを呼んで玄関で長い時間何やら話をしていました。
前回の事件以来、手出しはしないと決めていましたが、心配なので耳をそばだてて聞いてみると、聞こえてきた金額が「1万2000円」というもの。
これなら騙されても大したことないと思い知らないふりをしていました。
前回の事件はこちらで
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家に来ていたのは買い取り業者。
洋服を買い取ってもらえるというので家に来てもらっていたのでした。
しかし、結局買い取ってもらえたのは黒いウールのコートだけ。
しかも、売る気がなかったのに指にはめていた指輪を言葉巧みに買い取られてしまったそう。
手を眺めながら、「なんとなく寂しくなっちゃったわねえ」なんてつぶやかれると、私もさすがに知らないふりができません。
黒のコートも法事のときに着ようと思っていて売るつもりはなかったらしい。
買い取り金額が妥当かどうかわかりませんが、騙されてとられた感じが嫌だし、
騙されやすいお年寄りとしてリストに載ってしまうのが心配。
書いてあった電話番号に電話したら誰も出なかったので、やはり怪しい業者だったのかとショックです。
国民生活センターにはもちろん相談しました。
ところが、何度も電話を鳴らしてみたところ、何と人が出て、「すぐ返してください」と言ったらその日の夜に返してもらうことができました。びっくりです。あきらめないで電話してみるもんですね。
それからも何度も「買い取ります」の電話がかかってくるようですが、お断りはしているようです。持っている洋服に価値はないと理解はしたものの、姑には捨てるという発想は全くなく、「死ぬまで持っていることに決めましたから」と対応しています。
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