主婦の隙間時間いろいろ

子供が巣立ったあとの夫と犬と姑との暮らし

PTA役員をまじめにやってみた(平成のIT技術の発展はすばらしい)

今週のお題「平成を振り返る」

 

 私は子どもたちが幼稚園の入園前から高校生までいろいろなPTA役員をやってきましたので、振り返ってみたいと思います。

平成12年ごろの育児サークル

 最初は子供が入園前の育児サークルです。

 親が当番制で子どもたちの遊びを考えて手遊びや工作をしたり、クリスマス会などを行うというものです。幼稚園の卒園式をまねてお別れ会で卒業証書みたいなのを渡したり、文集をつくったりしました。

 そのころは当番がラジカセを持ってきて音楽を流してそれに合わせて踊っていました。当番は車がないとラジカセを持てないですし、ラジカセがないと音楽もないという、当番さんの負担が大きかったです。今ならみんながスマホに音楽を入れてちょっとしたスピーカーにつなげばいいですから、車も要りませんね。

 それよりもウクレレ弾けばいいんじゃない?と教えてあげたいです。

 

 連絡は家の電話ですから家にいなかったら連絡がつかないですし、私はPHSを使っていましたが、何回もショートメールしたら結構な料金を取られてびっくりしました。

今なら考えられないことですね。

 卒業証書もどきをクマのプーさんのイラストが入った賞状風のデザインでつくって自宅で印刷したらインク代が結構かかってしまいました。カラーインクがとても高かった記憶があります。

平成17年頃の幼稚園の父母会

 子供が幼稚園のとき、親が集まって小物づくりをする行事をやりました。

 今なら材料はネットで探せますが、その時代はオンラインショッピングなんかは一般的でなく、役員がお店を回って材料の値段を下見して、話し合いをして、予算を決めたらまた買いに行くということをやっていました。子供が幼稚園に行っている間にお店を回るんですから、結構時間が足りないです。

 平成20年ごろの小学校PTA

 子供が小学校になるとみんなガラケーを持ち始めたので、PTAの連絡がメールで来るようになりました。すごい便利と思いました。でも文字しか送れませんから、混み入った内容のときは役員さんが自宅でプリンターで印刷して学校でコピーして配って、という形です。ワードとかエクセルができる人が重宝がられました。

 このころから家庭用のプリンタでコピーができるようになったので、少ない枚数なら自宅でコピーできて、また便利になったと思いました。自宅でスキャンができるというのも本当に便利だと思いました。

 

 平成25年ごろの高校PTA

 子供が高校生のときは広報委員をやりましたが、このころは子供はスマホでも親はまだみんなガラケーだったので、ラインはやりませんでした。しかし、パソコンはみんな持っていたので、原稿の下書きをパソコンで送ってお互いにチェックしたりできたので、実際に集まったときにはほぼおしゃべりでした。

 原稿の締め切りがぎりぎりでも印刷屋さんに直接メールで送ることができたので、ここでもまた本当に便利になったと思いました。

 高校のPTAは本当にやってもいいという人がやりますし、その高校を選ぶという時点で既に価値観が似ているということもあり、親のほうも時間に余裕があって楽しかったです。  

親同士が仲がいいといじめは起きない

PTAは要らないとかいう人もいますが、役員になっていろいろ講演会とかも強制参加させられていろいろな話を聞いてきました。幼稚園のときに聞いた講演会では、親同士が仲がよければ子供がいじめに遭わないという話でした。相手の親が自分の親と仲がいいと思うと、その相手をいじめることはないという話でした。私はすぐ人に影響されるので、なるほど、役員をやらなくては、と思ったのでした。子供に何か問題があったとき、学校で何か問題があったとき、集まって話し合う場が定期的にあるということが大事だと思いました。

 私は、子どもの習い事で、先生に対する不信感がとてもあったことがあったのですが、親同士のつながりがないと、そう思っているのが自分だけなのか、もし、問題があったときにどうすればいいのか、本当に困ったと思いました。保護者会があるということは先生にとっては勝手なことをしたら大勢に非難されるということですから、抑止力になるのだと思いました。

 

PTA活動は長のつく人は本当に忙しい

 役員は、ヒラの人はいいのですが、長がつくと大変です。特に小学校なんかは必ず役員をやるということになっているので、いやいややっている人もいるわけですし、でも中には子供のために頑張りたいと思う親もいて、まとめるのは本当に大変です。例年通りというのが一番無難ですがそうもいかないことも多いです。本当に大変な思いをしているのに、報酬ゼロどころか自分の子供のご飯をつくるひまもないということになってしまっていると思います。

 

 最近読んだ記事で、PTA役員を決めるのにプライバシー侵害?というのがありました。 本当に役員決めの時期になると急に子供とか親が病気だっていう人がいるんですが、皆さんのそんな事情を聞くのも面倒なので、私は「どうですか」って言われたら「やります」ってやってきました。私のようなひまな人がいないクラスは役員が決まらなくて大変ですね。

 

  昔は通信費やインク代を気にしながら使っていましたが、今はラインがあるし、インク代もそんなに気にしないで印刷できるので、本当に平成のIT技術の発展はすばらしいと感じます。PTAをやっていなかったらそんなに便利さを感じることもなかったかもしれません。